このコーヒーは、イエメン北西部のハラーズ地方、標高2,400mに達する高地で生産されています。火山性土壌と冷涼な山岳気候という恵まれた環境が、レーズンやチョコレートを思わせる甘みと、複雑で豊かな果実味を生み出します。
生産者のアハメド・アブド・アハメド氏は、生涯をコーヒー栽培に捧げ、ハラーズに受け継がれる伝統的な有機栽培を守り続けてきました。残念ながらアハメド氏は突然この世を去りましたが、その情熱と知識、そして卓越した技術は息子へと受け継がれています。今もなお、その想いは一杯のコーヒーの中に息づいています。
現在、このコーヒーの在庫はごく限られており、農園の将来も決して確かなものではありません。そのため、このコーヒーを同じ形で味わえる機会は二度と訪れないかもしれません。
温度の変化とともに現れる味わいの移ろいを楽しみながら、この希少なコーヒーが持つ物語に耳を傾けてみてください。そこには、ハラーズの風土、生産者の情熱、そしてイエメンコーヒーの歴史が詰まっています。









